「コーチ」がアニメ「ナルト」から着想を得たコレクションを発売

コーチパロディ(COACH)」は10月7日、アンバサダーのマイケル・B・ジョーダン(Michael B. Jordan)と協業し、日本の人気アニメ「NARUTO –ナルト– 疾風伝」にインスパイアされたカプセルコレクションを発売する。

アニメのファンだというジョーダンの「ナルト」への愛を表現した同コレクションは、ユニセックスなウエア、シューズ、バッグをそろえる。「ナルト」のグラフィックやキャラクターをプリントしたTシャツ、パーカ、スニーカーブーツ、バッグなどをラインアップし、アニメの象徴でもある目のモチーフと「コーチ」のCを掛け合わせたロゴも登場する。また、キャンペーンムービーはジョーダンの発案で、自身も出演した映画「ブラックパンサー」の撮影監督のレイチェル・モリソン(Rachel Morrison)が撮影した。

なお、コレクションは日本、マレーシア、アメリカでポップアップショップを開き、さらに公式ウェブサイトと一部店舗で販売する。価格は1万6000〜33万円。

光沢感のあるイージーパンツでラフになりがちな夏コーデをワンランクアップ!

楽ちんパンツの代表アイテムであるイージーパンツは、“コンフォート”や“ゆるシルエット”などの昨今の潮流を手っ取り早く獲得できる優れモノ。多くのブランドより趣向を凝らしたイージーパンツがリリースされているが、ピックアップした御仁がチョイスしたのは光沢感を携えたモデル。スポーティーにまとめたスタイルにもどこか上品さが漂うため、軽便に大人っぽさを演出できるのが魅力だ。軽装=ラフになりがちな夏のコーデも、こんな品をまとったパンツでワンランク上に仕上げてみてはいかがだろうか。

ハリ感のあるリネンスーツをさらりと着こなしたこちらの御仁。インナーにはパステルピンクのシャツを取り入れてトレンドを踏襲しつつ、アイボリーとの色合わせがぼやけてしまわないように紺ネクタイで引き締め。ホリゾンタルカラーに対して、あえてシングルノットで結ぶことで捻りをきかせたVゾーンに仕上げている点にも注目したい。

オープンカラーシャツ×イージーパンツのセットアップに身を包んだ御仁を発見。共布のアイテムを着るだけで一気にキマった感が演出できるセットアップも、ラフな雰囲気が漂う組み合わせならキマりすぎず抜けすぎずといった絶妙な按配で仕上がる。抜け感のある白スニーカーのロゴディテールでさりげなくセットアップの色味を拾っているのが見事だ。

エフォートレス感を携えたカーゴパンツでカジュアルコーデを格上げ!
カーゴパンツといえばミリタリーを由来とする男クサさ全開なアイテムだが、今回のピッティ ウオモではエフォートレスな雰囲気で抜け感を携えたモデルが目立った。現在の潮流であるコンフォートなシルエットに仕上げ、男らしさもほどほどにファッショナブルなルックスとくれば、カジュアルコーデを格上げするのに使いやすそうだ。ピックアップした御仁が着用しているようなドローコードが配されたカーゴパンツであれば、コンフォート感をより強く打ち出せるため、コーデを一新したい方にオススメだ。

「ジルスチュアート」コスメの“マイ ブラック ドレス”に新アイテム

「ジルスチュアート(JILLSTUART)」は、いつの時代も欠かせないブラックドレスのようにエレガントでシックなメイクを提案するライン“マイ ブラック ドレス(MY BLACK DRESS)”から、新色と限定アイテムを6月21日に発売する。パーティースタイルにぴったりなゴールドとピンクを利かせた華やかなアイカラーパレットやリキッドルージュがそろう。

 アイカラーパレット「モデリングルーセント アイズ」(全2種、各5000円)はグラデーションを作りやすく、艶やかで透明感のある目元に仕上がる4色をセット。上品な印象のピンクグレージュ系「03 センシュアル グレース」と、限定発売のゴールドがきらびやかな「04 ローズ ロマンス」をそろえる。

 スムースオイル配合の滑らかなテクスチャーで、ひと塗りでしっかりと発色する「ドレスド ルージュ」(全2種、各2800円)には、ドレスに映えるローズピンク「07 ロマンティック バレッタ」とブラウンレッド「08 ロマンティック ヒール」の2色を新たに加える。

 「デザイニング フェイスパウダー」(全1種、4000円)は、パールが入ったハイライトカラーと肌なじみのよいナチュラルなカラーの2色がセットになったフェイスパウダー。ナチュラルなカバー力で肌になじみ自然な立体感をもたらす。ベースメイクの仕上げのほか、ブラシがコンパクトに収納されているので化粧直しにも使用しやすい。

 さらに、メイクポーチだけでなくパーティーシーンでのクラッチバッグとしても使える「ポーチ(エレガンスオブザガーデン)」(4200円)も数量限定で発売する。

 昨年誕生した同ラインは、これまでの白やピンクを基調としたラインとは一線を画すもので、ブラックのシンプルなパッケージでも人気を集めている。ドレスを着る日のクラッチバックにも収まるサイズ感も特徴だ。

梨花の「メゾン ド リーファー」 人気コラボと復刻で飾るラストコレクション

タレントの梨花が手がける「メゾン ド リーファー(MAISON DE REEFUR)」の最終シーズンとなる2019-20年秋冬は、“大人を楽しむ”というブランドの原点に立ち返るとともに、ファンへの感謝を込めたコレクションを打ち出す。皮切りとして、6月に梨花のビジュアルとメッセージをプリントした“ビジュアルフォトシリーズ” (Tシャツ5000円、トートバッグ3000円、クリアファイル450円、ポストカード270円)を発売。彼女の思い入れのあるブランドとのコラボアイテムも用意するほか、過去の人気アイテムを復刻する。

コラボでは、17年夏に好評を博したのバッグブランド「レスポートサック(LESPORTSAC)」との協業第2弾を8月に発売する。“ネイチャームード”をテーマに、グレーやカーキ、ブラウンなど落ち着いたカラーとレオパード柄やキルティング柄、「メゾン ド リーファー」を意味する“MR”のモノグラム柄とヒョウのモチーフを組み合わせたデザインのバッグをラインアップする。

梨花自身がプライベートで愛用している聖林公司のブランド「マウントレイニアデザイン(MT.RAINIER DESIGN)」とも協業する。ダウンジャケット(6万5000円)とフード付きブルゾン(4万円)の2型で、大人の女性のタウンユースを意識したミニマルなデザインとスリムなフィッティングに仕上げた。

また、過去にヒットしたアイテムの中からはトレンチコート、ダッフルコート、ライダースジャケット、ビッグフーディーをピックアップし、シルエットやデザインを改良して“フェイマス コレクション”として復刻する予定だ(すべて価格未定)。

なお、同ブランドは年内に全店舗を閉店することが決まっている。

服に愛があってそれを仕事にしている人とのトークが楽しい

香取慎吾による国内初のアート作品展「サントリーオールフリーpresents BOUM!BOUM!BOUM!(ブン!ブン!ブン!)香取慎吾NIPPON初個展」が、豊洲のIHIステージアラウンド東京で6月16日まで開催されている。訪れてまず驚くのが作品の数とその大きさだ。アート展ではあるが126点の絵やオブジェに飲み込まれるような体感は音楽のライブや演劇の舞台に近い。ファッション通でも知られる香取に話を聞いた。

以前、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ(CELINE)」が好きだと聞きました。

今でも好きです。裏地が赤のライダースとか、僕のサイズがあれば今だに欲しいです。

好きな理由を言葉にすると?

なんでなんだろう。形、縫製、革の感じとか全部ですね。裏の見えないところや袖口のディテールなど、“必要ない”ところにまでいい仕事をしている姿勢が好きだし、ほれちゃう。「こんなとこ要らないよ~」とか「なんでこんなことやっているの」とか(笑)言いたくなっちゃう。

今気になるデザイナーは?

少し気になっているのは、「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」のメンズかな。ちらっとしか見てないですが、ちらっと見た感じがすごい好きそうで久々にファッション欲が湧きました。

久々のファッション欲だなんて寂しいことをおっしゃる。

今もたくさん買っていますよ。ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」も、「グッチ(GUCCI)」も「バレンシアガ(BALENCIAGA)」も「ディオール(DIOR)」も。ただ、「ステラ・マッカートニー」はまだ持っていなけどなんか気になる存在です。

コラボレーションしてみたいファッションブランドはありますか?

(かなり長考した後に)「グッチ」です。「グッチ」は膨大な商品群の中に、すごいヘンな(笑)ラインや「え、これ?」って突っ込みたくなるアイテムもありますよね。そこにこの(僕のアート作品の)感じ、ちょっと入(はい)れませんか?(笑)と。僕のキャラクターの黒うさぎとかどうでしょうか。あとは「ハンター(HUNTER)」の長靴をキャンバスにしてみたい。欲しい長靴ってなかなか見つからないし。

「ハンター」のアラスデア・ウィリス(Alasdhair Willis)=クリエイティブ・ディレクターはステラの夫でもありますね。描くとしたらどんな絵を?

すごい晴れている絵とかでしょうか。

服を買うとき、接客は大事ですか?

大事です。僕は“服バカ”を自負していますが、「金額はかわいくないけど、これかわいくないですか?」とか言いながら見せてくれたり、「これ、好きでしょ?」と提案してくれる販売員さんとの話が楽しい。服に愛があってそれを仕事にしている人とファッショントークをしに行くだけでも楽しい。他のブランドの話を振ったら、「実は自分、1つ前はそこにいたんです」とか返ってきたり(笑)、今後のブランドの展開を一緒に考えたり。洋服の買い物はそんな時間を含めて楽しいから。

ヤンチェ_オンテンバール(JANTJE_ONTEMBAAR)」を昨年スタートさせ、服を“作る”“売る”側になって見えたこととは?

AW(秋冬)でスタートし、今、初めてのSS(春夏)を体験していますが、すごく楽しいですね。秋冬と春夏の違いで試行錯誤したり。「ヤンチェ」の服には僕の描いた絵が反映されていますが、生地にのせると服のサイズと合わなかったりしますが、着地を考えて絵を描くのは違うし、と。自分の思い通りに描いた絵がそのまま服になればいいのにと思います。

「ヤンチェ」の店は売れていますか?セールをしたくないからコートは受注生産という方針だそうですが。

おかげさまでコートも残ることなくよく売れました。周りのオトナたちの顔色がやる気に満ちあふれているから数字もよいはずです(笑)。早い段階で完売した商品もたくさんあり、「欲しいのに買えない」という声もたくさんあがりました。だからと言って大量に生産してセールはしたくない。次に買いに行ったとき、同じ商品が安くなっていると悲しいですから。祐真さんと始めた「ヤンチェ」は、質はきちんとしているのに、ファッションでしっかり遊んでいるのが理想だし、それを表現したい。売れ残ってしまうのは“遊んでいる”とは言えないから。